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別大マラソン:(レース編)②

Posted by ストレートマン on 03.2011 マラソン 4 comments 0 trackback
ミスターSASUKEこと、山田さんが兵庫在住だということを思い出し、
どの辺に住んでるんだろう、と気にしすぎて
別大マラソン後編をアップするのを忘れていました・・・。

海部川風流マラソンとは前後しますが、
涙、涙の後編、アップしておきます。

■20km~25km■
ラップタイム:24分46秒(平均ペース 4分57秒)


特にガス欠になったわけでもなく、どこか傷めた、という
わけでもなかったのですが、どうも足が重く、ペースが上がりません。
ずっと同じくらいのペースで来てた方にはどんどん抜かれて。。。

ちょっとツラい・・・。

別府を後にし、フェリーで到着した大分港を左手に見ながら、
大分市の市街地に入っていきます。
沿道の応援は途切れることがなく、素晴らしいものでした。

気を紛らわすため、沿道の応援の群衆に、前日挨拶した
客先の方を探す。

いない・・・。

確かオレンジのダウンジャケットを着ている、っていったけど。。。
パワーもらおうかと思ったけど、淡い希望でした。

■25km~30km■
ラップタイム:26分14秒(平均ペース 5分15秒)


キロ5分もキープできなくなってますね。。。
大分市内、臨海産業道路を東に進みます。
産業道路というだけあって、道は広いです。

大分川を渡ると、ゴール地点の競技場が右手に見えるのですが、
自分が通過したとき、ちょうど一位の選手がゴールするところでした。

「自分はあと1時間30分もかけてここまで戻ってくるのか・・・」

精神的にもまたヘコみます。。。あうぅ。。。

最大で5分くらいあった貯金もだいぶん使い果たしました。
30km通過時点では若干の貯金がありましたが、多分
このペースでは35kmの関門が最後になるかも、と感じていました。

■30km~35km■
ラップタイム:28分03秒(平均ペース 5分37秒)


身体は全然動かない。この時点ではまだ立ち止まってはいません。
産業道路から少し道幅の狭い市街地に入り、あとは35kmまで行けるかどうか
というところ。
いよいよ関門との戦い。

35kmの関門が間近に迫り、ほぼ並走していたおっちゃんに、
「頑張りましょう」的な声をかけてみる。
こういう時は共闘でしょ。



微妙に無視されてしまった。。。
一緒に頑張ろうよ~(苦笑)。

おっちゃんも必死だったのかな。

どこぞの角を曲がって35地点の関門。

残り約30秒で通過!!


はうぅぅ~っ・・・。


■35km~■
ラップタイム:???(平均ペース ???秒)


正直、体力的・精神的にも
ここで別大は終わりました。


30秒ほどだったので、
自分の後ろには数える程度のランナーしかいないはず。

前のおっちゃんが立ち止まって屈伸するのを見、
それに呼応するかのように
自分もついに立ち止まって足を伸ばす・・・。

初めてのフルマラソンだったとくしまマラソンを思い出なぁ。

なんでこんな状態になったんやろ。

それなりに走ったつもりだったけどなぁ。。。

「大丈夫ですか?」
止まったりすると、当然、救護車に声をかけられます。

背後から来たヘロヘロの女性ランナーを含めた数人との
文字通りの”DEAD”ヒート(苦笑)

最後尾付近にいると思われる自動車の”気配”が、
自分の走っている位置を知らせてくれます・・・。

沿道で応援してくれる人は、
「もうちょっと~。頑張って~」
と声をかけてくれるのですが、
「関門があるから多分ゴールできんのよ~」
と心の中で返事すること数回。

「男の子でしょ。頑張り~。」
とおばちゃんに半笑い。。。

こんなヘロヘロランナーに応援してくれて、
本当にありがとうございました。
情けなかったですけど、嬉しかったですよ、ほんとに。

さて、自分はどこで止まるんでしょうか。
ふと疑問が湧いてきました。

40kmの関門通過は99.9%無理。
そこまで行けるのか?それとも、時間が来たら”ハイ終わり”、
なのか。

沿道の男性が、「持って行き!」
と水をペットボトルごとくれました。
持って走るのは正直面倒臭いんですけど、
親切心を無駄にしてはいけない、とず~っと持って行きましたよ。
あの時の男の人、ありがとう!


浜町というところの角を左折する。

いよいよ制限時間が近づいてきました。


197号線まで行きたかったな。

かつて自分が住んでいたマンションの前まで行きたかったな。

ついに制限時間が来ました。

どこからともなく、

「競技終了です。
ランナーの方は歩道に上がってください。」
の声。

時計と止め、歩道でひと休みして収容車を待ちます。
少し先に2人ほど止まっていたので近づき、
みんなで労をねぎらいました。

収容車が到着し、乗り込もうとすると、

沿道の人が
「お疲れ様!よー頑張った!」
と声をかけてくれます。

思わず、
「ありがとうございます。また来ます!」
と力強く宣言して収容車に乗り込みました。

あー、終わったなぁ、とタオルとドリンクをもらって座席に。

次々とランナーを拾って競技場に向かう車中、
車窓を眺めていたら、
自然と涙が溢れてきました。

地味な無地のタオルはこのためだったのか。。。

人生で悔し泣きしたのは初めてじゃないかな。

関門との戦いになるかもしれないことは承知していましたが、
正直、完走はできるだろうと考えていました。
どこかが痛くなったわけでもないのに、
なぜスローダウンしたのか、いまだに分かりません。

意気揚々と乗り込んできたのにこのザマか。。。
情けない。。。


こそっと周りを見渡すけど、泣いてる人なんていない。
みんな悔しくないのか?

かつて住んでいたマンションを左手に見て、大分川を渡って競技場へ。
バスはそのまま更衣室(体育館)へ。

体育館では、完走した方が、FINISHERと書いた、
完走者がもらえるタオルを手に、記念撮影をしてました。
いいなぁ~。

神戸のMちゃんさん、Nマルさん、
福岡のMたろうさん
と合流しましたが、
同じテンションを保つのは難しいですね。
ついていけない自分、申し訳なかったですね・・。

帰り際、ゴールの競技場の前を通過。

結局、競技場には入ることはありませんでした。

ちょこっと入って空気を味わおうかな、とも考えましたが、
またいつか、リベンジする日が
きたら、
この競技場に入ろう!



じゃあな!大分!また来るわ!
abayo.jpg


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▶ Comment

悔し泣き思い出しました。

俺の高校野球で、サ-ドランナ-であった俺が牽制球でアウトになった瞬間、甲子園の夢がたたれました。

でも、今となればいい思い出です。

同窓会では、いつもこの話題にのぼります。
TV中継していたせいか、学校では人気ものになりましたよ。
いやな意味で!

ストレ-トマンさん!
再度、チャレンジして下さい。
また来年、再来年、次の年とチャンスは毎年あります。

俺の高校時代は、戻りませんから(泣)
2011.03.03 08:58 | URL | 笑軍 #- [edit]

v-29笑軍さん
そうだったんですか・・・。
また話聞かせてください!

仰る通り、何度もチャレンジする権利はありますから、
そういう意味では恵まれてますよね。
それに向かってまた進むことができますし。

絶対"忘れ物"取りに行きますよv-217
2011.03.03 18:54 | URL | ストレートマン #WwsFi/EQ [edit]
悔し泣き、できることはすばらしいと思います。
それだけ真剣に取り組んでいる証拠です。

私は、最近年のせいか涙腺がゆるくて、しょうもないこと(特に子ども関係)で涙してしまうことがあるのですが、残念ながら悔し泣きはないです。
真剣さが不足しているのかもしれませんが・・・


来年、絶対リベンジしましょうね。私も出てみようかな?
2011.03.03 19:31 | URL | ころすけ #- [edit]

v-29ころすけさん
今まで、ゴールしても、
「もっとやれたんちゃうかなぁ」っていうことが多く、
悔し涙や、嬉し涙を流すような走りをしてみたい、と
思っていたのですが、
こういう形で泣くとは思ってなかったですけどねー。

同じく、子供関係で涙腺ゆるむことは多いですね(笑)

別大の出場制限の緩和は、来年も継続されるだろう、
という話を聞きました。

自分は・・・・分かりません。

もちろんリベンジしたい気持ちもありますが、
成長したぞ、と実感してから、という気持ちもあります。
2011.03.04 01:18 | URL | ストレートマン #WwsFi/EQ [edit]

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